【フネス谷】ガイスラー山塊を歩く『アドルフ・ムンケル・トレイル』

前回の記事では、フネス谷・サンタマッダレーナ村へのアクセス方法、絶景散策スポットをご紹介しました。

この記事では、せっかく世界自然遺産・ドロミテを訪れたならハイキングも楽しみたいという方へ向けて、フネス谷のおすすめハイキングコースを、地図と写真付きで詳しくご紹介します。

ガイスラー山塊直下を歩く絶景ハイキングをぜひお楽しみください 

アドルフ・ムンケル・トレイル

フネス谷のハイキングコースは上の地図の通りたくさんありますが、その中でも人気の高い、ガイスラー山塊の直下を歩いて周回できる「アドルフ・ムンケル・トレイル（Adolf Munkel Trail）」がおすすめです。

ハイキング途中には、ノコギリの歯のようなガイスラー山塊の絵になる景色を見ながら、山小屋レストランにて昼食をお楽しみください！

フネス谷の最奥のバス停「Zanser Alm(1685m）」から歩き始めます。登山口には、自然保護センターやトイレがあります。

パーキングもありますがハイシーズンはかあり混雑するのでご注意ください！

ハイキングコース詳細

アドルフ・ムンケル・トレイルにはショートカットできるコースがあります。全部歩くと長いので、MAPを見て歩くコースを決めてください。

【ガイスラー山塊の絶景！】アドルフ・ムンケル・トレイル

フネス谷のサンタマッダレーナ村のバス停から、バスに乗ってサンザーアルム（Zanser Alm）へアクセスします。村の小さな道をくねくねと登ること約20分で到着します。

Zanser Almからハイキングスタート

ザンサーアルムに到着すると、きれいな建物のビジターセンターがあります。ここではトイレを利用でき、カフェも併設されているので、帰りのバス待ちにも便利です。

周回コースなので、右回り・左回りどちらでも歩けます。今回はガイスラー山塊を正面に見ながら歩ける右回りのコースを選び、36番の看板に沿って進みます。

はじめは樹林帯の中をひたすら登ります。

景色が開けるポイントまでが少し大変ですが、その分達成感があります。

Dusler Alm手前で視界が開ける！

樹林帯を歩いて約1時間弱でDusler Alm小屋に到着します。その手前で視界が開け、ガイスラー山塊のギザギザの針峰群が目に飛び込んできます。

小屋は景色の良い休憩スポットですが、歩き始めてまだ1時間程度だったため今回は通過しました。

Instagram映えする写真スポットもあります。

Geisler Alm小屋（1996m）

Dusler Almから再び樹林帯を約1時間歩くと、山が見える広場のそばにGeisler Alm小屋があります。ここでランチをいただきました（混雑していました！）。

ランチは、山のハーブや花を彩りに使った美し料理が多く、とてもおいしかったです。

混雑している場合は、さらに先の山小屋や広々とした牧草地でピクニックランチもおすすめです。

ちなみに、反対側の谷にはオルティセイという大きな街があります。オルティセイからケーブルカーで上がり、ここまで歩けるハイキングコースもあります。

Gschnagenhardt Alm小屋（2006m）

Geisler Almから約10分歩くとGschnagenhardt Alm小屋があります。

個人的にはこちらの景色がより美しく、周辺の牧草地からガイスラー山塊を間近に望めます。

ここからは、さらにガイスラー山塊の直下を歩くコースへと入っていきます。

ガイスラー山塊直下を歩く

この先はガイスラー山塊の直下を歩くコース。歩くごとに迫力が増し、視界に全体を収めきれないほどの大迫力を楽しめます。

ハイキングのハイライトと言える区間です。

樹林帯の中の下山コースに入ると、ガイスラーとは一旦お別れです。

Zanser Almへ下山

下山ルートにはショートカットもあるので、体力に応じて選んでください！

最後は砂利道で足を取られやすいため、膝への負担を軽減するストックがあると安心です。

Zanser Almからのバスは1時間に1本程度しかないため、下山のタイミングにはご注意ください。

まとめ：フネス谷滞在がおすすめ！

フネス谷・サンタマッダレーナ村から歩ける人気のハイキングコースをご紹介しました。

ガイスラー山塊を間近に望み、大迫力の景色を楽しめるコースです。

フネス谷に連泊して、余裕を持った日程で滞在＆ハイキングを満喫してみてください！