ユングフラウヨッホ展望台|行き方・料金・座席予約・徹底ガイド!

ユングフラウ鉄道

ヨーロッパで一番高い鉄道駅として有名なユングフラウヨッホ展望台。近年新しくVバーン(アイガーエキスプレス)が完成し、スイスの一大観光スポットとして注目を集めています。

ユングフラウヨッホ展望台はなんと名峰アイガーの岩壁をくりぬいて作られたトンネルの中を登山列車で上がり、ユングフラウ三山と呼ばれているメンヒとユングフラウの稜線上の鞍部で標高3,454mにあります。

こんな標高の高いところに造られた鉄道駅が、今から110年以上前に開通したというのも驚き。ユングフラウヨッホの展望台(3,571m)に上がれば、ヨーロッパ最長・最大で世界遺産にも選ばれているアレッチ氷河の大展望が広がります。

今回は、ユングフラウヨッホ展望台に訪問したいという人向けに、行き方や料金・座席予約方法・見どころなど、詳しく解説していきます。

タップできる目次

ユングウラウヨッホ展望台

Jungfraubahn
ユングフラウヨッホ展望台へ

ユングフラウヨッホ展望台は、中央スイスのアルプス高山帯であるユングフラウ地方の観光地です。インターラーケンからユングフラウヨッホまでは約1時間半で移動できます。

ユングフラウ三山(アイガー・メンヒ・ユングフラウ)を間近に臨むクライネシャイデックの駅を起点に、ユングフラウヨッホまで登山列車が発着しています。

また、グリンデルワルトの隣に「グリンデルワルト・ターミナル駅」が完成、ターミナル駅から新しいゴンドラ「アイガーエキスプレス」が開通しユングフラウヨッホの途中駅であるアイガー・グレッチャー駅までつながりました。

ユングフラウヨッホへのアクセス

路線図
ユングフラウ鉄道路線図(出展:ユングフラウ鉄道HP)より

ユングフラウヨッホへのアクセス方法は2通りあります。

  1. 各滞在地 (列車)- クライネシャイデック) – ユングフラウヨッホ
  2. グリンデルワルト – アイガーエキスプレス(ゴンドラ)- アイガーグレッチャー )- ユングフラウヨッホ

クライネシャイデックから登山列車に乗車するか、グリンデルワルトからアイガーエキスプレス(ゴンドラ)でアイガーグレッチャー駅にアクセスして、アイガーグレッチャー駅から登山列車に乗る方法です。

アイガー・エキスプレス
新しく完成したアイガー・エキスプレス(出展:ユングフラウ鉄道)

インターラーケン・オストに宿泊している人は、せっかくなので復路アイガーエキスプレスに乗車してグリンデルワルトにも訪問し、観光してからインターラーケンに戻るのがおすすめ。

グリンデルワルトに宿泊している人は、ぜひハイキングも組み合わせて楽しんでください!

インターラーケン・オストからの移動例

クライネシャイデック乗り場
クライネシャイデック乗り場
08:05発
インターラーケン・オスト
08:25着08:30発
ラウターブルンネン
09:08発09:30発
クライネシャイデック

クライネシャイデックからはユングフラウ三山の絶景が!

10:11着
ユングフラウヨッホ

ユングフラウヨッホに到着!観光時間はぐるっと回るとだいたい1時間ちょっとくらい。

11:47発
ユングフラウヨッホ
12:11着
アイガーグレッチャー

アイガーグレッチャー駅すぐ近くに氷河や三山の景色を見ながら食べられるレストランがあります!ランチタイムに是非!

ランチ後はアイガーエキスプレスでグリンデルワルトへ。

14:00着14:05発
グリンデルワルト・ターミナル
14:09着
グリンデルワルト

グリンデルワルトで観光。駅近くにモンベルあるので限定Tシャツゲット!

適時
インターラーケン

グリンデルワルトからの移動例(定番ハイキングとコンボ!)

ユングフラウ三山を正面に望む絶景ハイキング
08:48発
グリンデルワルト

電車でもバスでもOK!

08:51着09:00発
グリンデルワルト・ターミナル
09:20着09:30発
メンリッヘン

メンリッヘンからクライネシャイデックまでユングフラウ三山を正面に見ながら絶景ハイキングがおすすめです!

11:30着12:30発
クライネシャイデック

クライネシャイデックでランチタイム&お土産屋さんなどもあります。新田次郎の石碑もあります。

13:11着
ユングフラウヨッホ
14:47発
ユングフラウヨッホ
15:11着15:26発
アイガーグレッチャー
15:46着16:05発
グリンデルワルト・ターミナル
16:09着
グリンデルワルト

▼メンリッヘンからのハイキングコース詳細は以下をどうぞ

ユングフラウヨッホまでの料金【ハーフフェアカード手配しよう!】

ユングフラウ鉄道の車両
ユングフラウ鉄道の車両

ユングフラウヨッホまでの料金は、おそらく世界一高い登山列車と言えるのではないかというほど高額なので、ハーフフェアカードユングフラウVIPパスなどを手配する必要があります。

以下、参考までに料金をご確認ください(片道料金です)

スクロールできます
クライネシャイデック〜ユングフラウヨッホアイガーグレッチャー〜ユングフラウヨッホ
78CHF(ハーフフェア:39CHF)75CHF(ハーフフェア:37.5CHF)

グリンデルワルト・インターラーケンから移動する場合の料金は以下が目安です(ハイシーズンの料金・往復です)

スクロールできます
インターラーケン・オスト発着グリンデルワルト発着
238.9CHF(ハーフフェア:119.5CHF)222CHF(ハーフフェア:111CHF)
手配のポイント

かなりの高額料金になりますが、ハーフフェアカードを持っていると半額になります(スイストラベルパスの場合は25%割引です)もしくはユングフラウ地方に3日以上滞在していろいろ山岳交通機関を利用する人は、日本の旅行会社で販売されているユングフラウVIPパス3日間利用がおすすめです。

▼スイストラベルパスの種類は以下のページで解説しています。

ユングフラウ鉄道の座席予約方法

ユングフラウヨッホ展望台は非常に人気の観光スポットなので、当日には座席が売り切れている場合があります。前日までに駅にて手配をするか、ネットから座席予約することができます。

日程がすでに決まっている場合には、早めに予約しておく方が良いですね。座席指定では無いので席番号はありませんが、確実に席が確保できます。

座席予約はCHF10です。

現地発着のツアーに参加もおすすめ

いろいろ手配が面倒だったり、ガイドさんに詳しく解説してもらいたいという人は、現地発着のツアーに参加するのもおすすめです。

チューリッヒ・インターラーケン・グリンデルワルト発着の現地ツアー(日帰り)を見つけましたのでぜひチェックしてみてください。お得な料金で参加できます。

ハイキングを含め半日〜1日ガイドを依頼する場合は、以下をご参照ください。

ユングフラウヨッホ展望台の見どころ

ユングフラウヨッホ展望台は、駅併設の複合施設の中に、

日本の郵便ポスト(売店で切手が購入でき、実際にポストカードを出せます)、レストラン、お土産屋、売店、時計店、リンツのチョコレートショップがあります。

その他の見どころを簡単に紹介します。

売店でホットチョコレート購入!

スフィンクス展望台

スフィンクス展望台

ユングフラウヨッホ最大の目玉は、やはりスフィンクス展望台です。駅から複合施設の中を抜けてエレベーターで3,571mまで上がります。

展望台は野外なので、ゆっくり景色を楽しむために防寒着は必ず用意していきましょう。夏でも天候によってはマイナスになることも珍しくありません。

展望台からはヨーロッパ最大・最長のアレッチ氷河を見下ろします。アレッチ氷河と周辺のエリア一帯がユネスコの世界自然遺産に登録されています。

プラトー(雪原エリア)

ユングフラウヨッホ展望台からは、雪原の上に出ることもできます。スイスの国旗があり、大きく聳えるメンヒの姿を写真に収めることができます。

タイヤのチューブのようなものの上に乗ってすべるアクティビティなどを体験できるスノーファンパークもありますので、ぜひ家族などで来られている方は楽しんできてください!

雪原に出られる!

アルパインセンセーション

出展:ユングフラウ鉄道

ユングフラウヨッホ駅の複合施設の中には、アルパイン・センセーションと呼ばれる展示物があります。2012年ユングフラウ鉄道開通100周年記念に完成しました。

ユングフラウ鉄道開通までの歴史を知ることができる空間になっていて、当時の写真なども見ることができます。開通にあたり事故などでたくさんの犠牲者を出しながらも、強い志のもと完成まで漕ぎ着けたのですね。

出展:ユングフラウ鉄道

当時の写真や使っていた道具などを見ていると、人間ってすごいな〜と感慨深い気持ちになります。

アイスパレス

ユングフラウヨッホ展望台は、順路が決まっていてその通りに進むと最後にはアイスパレスを通過します。

アレッチ氷河をくり抜いて作られた氷の神殿で、床が凍ってツルツルしているので気をつけて進んでくださいね。

出展:ユングフラウ鉄道より

メンヒヨッホ小屋までハイキングも!

雪原の上を歩いてメンヒヨッホ小屋までハイキングを楽しむことができます。

往復でゆっくり歩いて2時間程度のコースです。アイゼンなどの特別な装備は必要ありませんが、きちんとした登山靴を履いていく必要があります。

登山をする服装・装備があれば、そんなに難しくなく歩けます。

まとめ:トップ・オブ・ヨーロッパからの景色を堪能!

ユングフラウ鉄道は開通から100年以上経過していますが「こんなところに鉄道を通したなんて!」と驚かずにはいられません。スイスのユングフラウ地方にはじめて滞在する人には、必ず訪問してほしい観光スポットです。

ユングフラウ地方はその他にもたくさんの展望台や観光スポットがありますので、最低でも2泊できれば3泊以上してじっくりと楽しんでもらいたいです。

今後も、ユングフラウ地方の記事をアップしていきますので、ぜひチェックしてみてください。

▼地球の歩き方2024-25が発売されました!

ads

ユングフラウ鉄道

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

タップできる目次