ユングフラウ地方には、インターラーケンやグリンデルワルトなど宿泊地としてさまざまな選択肢がありますが、山の上の山小屋や山岳ホテルに宿泊するのもおすすめです。
山の上からは、アイガー・メンヒ・ユングフラウで知られるユングフラウ3山(ベルナーオーバーラント3山)をはじめ、スイスアルプスの名峰が連なるベルナーアルプスの絶景を望みます。
何より、朝・晩は山岳交通機関が運行していないので、山の上での静寂な時間を独り占めできます。また、ロケーションによっては朝焼け・夕焼けのアルプスをゆっくりと堪能できます。
街中の騒動から離れて、アルプス本来の姿を味わうことがでいる、おすすめの山小屋・山岳ホテルを紹介します。
ユングフラウ地方の山岳ホテルおすすめ
まずは、山岳ホテルのおすすめを紹介します。
山岳ホテルは基本的に、山岳交通機関でアクセスできる場所にあるので、山歩きに興味が無い人でも宿泊できます。また、お部屋も個室でシャワー付きなどあり、快適に過ごすことができます。
メンリッヘン山岳ホテル
メンリッヘン山岳ホテルは、ユングフラウ地方のグリンデルワルト・ターミナル駅、またはウェンゲンからロープウェイがでアクセスできる展望台にあるホテルです。
メンリッヘン展望台からは、真正面にアイガー・メンヒ・ユングフラウの3山の姿を望む絶好の立地あります。宿泊後は、三山を正面に見ながらクライネシャイデックまでハイキングがおすすめです(徒歩約2時間30分)
朝食・夕食付きで予約ができ、食事もおいしいと評判が良いです。
お部屋は個室ですが、シャワーが付いているお部屋と同じフロアの共同シャワーを利用するお部屋があります。タオルやドライヤー・石鹸は備え付けがあります。
ユングフラウ三山の展望が抜群なので、写真家にも人気があるお宿です。
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シーニゲ・プラッテ山岳ホテル
シーニゲプラッテは、インターラーケンの隣町ヴィルダーズヴィルから登山列車でアクセスできる展望台で、ユングフラウ三山やトゥーン湖・ブリエンツ湖を見渡せる立地にあります。
夕焼けに染まるユングウラウ三山を眺めながら、ガラス張りのレストランでディナーを食べる素敵な時間を過ごせます。食事はコース料理でとても豪華でした!
お部屋も個室がありかわいらしい内装、シャワーはフロアごとに共同となります。タオルやドライヤーの貸し出しもありました。
シーニゲプラッテには高山植物園があり、スイスアルプスの約690種類のお花・高山植物を見ることができます。さまざまなハイキングコースの起点でもあります。
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マウンテン ロッジ レストラン バーンホフ クライネ シャイデック
ロッジなので個室・ドミトリーと両方あるのですが、クライネシャイデック(ユングフラウヨッホ観光の起点となる場所)の絶好の立地にあるので景色が抜群です。
ユングフラン三山を間近で見上げたいという人は、こちらのロッジの宿泊を検討してみてはいかがでしょうか。アイガーの北壁が間近に見えてとてもかっこいいですよ。
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フィルスト山岳ホテル
フィルスト展望台のすぐ傍にある山岳ホテルです。個室とドミトリーのお部屋両方あります。
フィルスト展望台はアイガーのナイフリッジ(ミッテルレギ稜)がよく見える立地にあり、ベルナーアルプスの名峰がずらりと並ぶパノラマを望みます。
グリンデルワルトの街中からロープウェイで気軽に上がれるので、山の上で1泊過ごしてみたいというかたにおすすめです。
宿泊後は、人気のある山上湖バッハアルプゼーまでハイキングがおすすめです。
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ユングフラウ地方の山小屋おすすめ
山小屋は基本的に個室が無いところが多く(もしくは数が限られている)歩かないとアクセスできないようなところに建っています。
きちんとした山の装備を持っている人のみ、宿泊できます。標高も高いので、山好きの人のみチェックしてみてください。
ファウルホルン小屋(2,681m)
フィルスト展望台から一番人気のある山上湖バッハアルプゼーまで歩き、そこからさらに400mほど登ったところにある山小屋です。個室とドミトリー両方あります。
ここから、ブスアルプやシーニゲプラッテ方面まで縦走できるので、山好きなハイカーにおすすめです。
アイガー・メンヒ・ユングフラウだけでなくベルナーアルプスの名峰がずらーっと並ぶパノラマを望みます。インターラーケン方面にはブリエンツ湖も見渡せます。
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メンヒヨッホ小屋 (3,650m)
ユングフラウヨッホ展望台から、雪原を通ってメンヒヨッホ小屋まで歩くことができます。
日帰りハイキングも人気ですが、せっかくなら山の上に泊まる体験をしてみるのはいかがでしょうか。展望台からは片道1時間程度ですが、標高が高いので高山病にはご注意ください。
ユングフラウ・アイガーなど4000m級の山に登る、本格的なクライマーも宿泊する小屋なので早朝などはちょっと騒がしくなるかもしれません。邪魔にならないように心がけたいですね。
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ロープホルン小屋(1,955m)|Lobhorn hutte
ロープホルン小屋はラウターブルンネンの谷から、路線バスとロープウェイでズルワルトまでアクセスし、そこから歩いて2時間程度、ベルナーオーバーラント三山を見渡す好立地にある山小屋です。
山の中にひっそりと佇むスイスらしい雰囲気を味わえる山小屋で、近くにはチーズ小屋もあります。
朝・晩には、アルプスに抱かれた静寂な時間を過ごし、ベルナーオーバーラント三山が赤く染まるアーベント・ロート(夕焼け)も必見です。
お部屋はドミトリースタイルで、日本の山小屋のようなイメージのお部屋ですが一人一つお布団が使えます。トイレは離れにあり、昔ながらのボットントイレです(ヘッドライト必要です)
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まとめ:アルプスに抱かれた山の上の滞在
ユングフラウ(ベルナーオーバーラント)地方の山岳ホテル・山小屋のおすすめを紹介しました。また、私が宿泊することがあれば随時追記していきたいと思います。
アルプスに抱かれた山の上で、ぜひ特別な時間をお過ごしください。
山の上に宿泊する際には、荷物はSBBラゲージのシステムで次の滞在地まで先送りするか、街のホテルに預けておくことができます。